今回の現場では地盤改良の判定が出ました。
「住宅瑕疵担保責任保険」に入るためには必ず地盤調査をして、地盤保証を得る必要があります。調査をして地盤の強さに問題がなければそのまま着工します。強さに問題があれば、何らかの地盤改良が必要なのかを判定してもらい、その地盤の強度によって指定された方法で改良工事をする必要があります。
今回は、GRRシート工法を施せば「地盤保証」が受けられるという判定でしたので、基礎工事はいったん中断して、改良工事を。
とはいっても、基礎屋さんたちは働き者なので(笑)改良工事の指定業者さんの手足になって働いていました。ほんとうならば、基礎屋さんには現場を空けてもらい、指定業者さんが1日かけて行う工事を、4人の基礎屋さんが手伝って、10時には終わっていました。。最速だそうです(笑)
工程は
十分に転圧した砕石の上に、決められた順番で縦横斜めにGRRシートを敷き詰めていきます。地面への止め方も決まりがあるので、基礎屋さんたちはまるで生徒さんのように聞いて、それぞれ丸めては杭を打っていく作業をしていました。
シートを引き終わったらもう一度砕石を、厚さ100ミリ入れてまた十分な転圧。
改良工事自体はこれで終了です。
地盤改良にはさまざまな種類があります。
地面の中に鋼管杭を、岩盤層にとどくまでなん十本も打ち込んで、その上に基礎をのせる形にするものや、直径60センチくらいの穴をあけ、コンクリートを流し込んで柱を作りその表面の摩擦を利用して沈下を防ぐ柱状改良や、表面の土を規定量すきとり、硬化するものを混ぜてもう一度敷き込んで表層を固くするものなど、ほんとうにさまざまな方法があります。
いづれにしても、思ってもいないところで費用が発生してしまうので、新築のお客さまには毎回、
「改良についてはお約束できません」「(費用は)みておいてください」
と、お伝えしています。
さて、ここのお宅も無事終わりまして、あとは「保証書」を待つのみになりました!めでたしめでたし。
工事はまた進んでいきます。
乞うご期待です(^_-)-☆